by FTZrecords

ラッパーのYETTO,KTYによる初のアルバム 『20’s Over Drive Tracks』配信のサムネイル

ラッパーのYETTO,KTYによる初のアルバム 『20’s Over Drive Tracks』配信

自転車デリバリードライバーの視点から街を歌う“good driver”ほか

話題の映画『東京自転車節』のテーマ曲をサンプリングした“Runnin”

サックスとフルートが鳴り響くリード曲“Cyclescape”など

2020年代のストリートを彩るドライブミュージックが集結。

女優・平山りのが主演するミュージックビデオも公開

■『20’s Over Drive Tracks』について

2020年から21年にかけて、共に自転車デリバリーサービスで働いていたラッパーのYETTOとKTY(MONJU N CHIE、mizunotabibito)は、デリバリードライバーの現状について歌う楽曲“good driver”を、2020年12月の発表以降、社会情勢が変わるごとにアップデートしてリリースしてきた。

今回の1stアルバムには、これまでに発表された計4バージョンの“good driver”を収録するほか、2019年末のストリートの様子を描いた新曲“Runnin”や2021年オリンピック以降の様子を描く“Cyclescape”、それぞれの季節を描く3つのインスト曲などの本編9曲に加え、ボーナストラックとしてKOMONO LAKEのメンバーやプロデューサーのSKYTOPIAによる“good driver”のリミックスを収録している。

■参加アーティストについて

全曲(Remixを除く)につき、トラック、ミックス、マスタリングはYETTOが担当。

既存曲でも参加してきたSaya(Sax)、CHAILDのYuri(Bass)に加えて、インディーズポップバンド・オレモリカエルからハム(Flute)が参加。

Remixは自然派シティポップユニット・KOMONO LAKEのメンバーとしても知られるプロデューサーSKYTOPIAがトラックを手がけ、ミックス・マスタリングも行っている。

(SKYTOPIA アーティスト写真)

また“Runnin”では、ウーバードライバーである監督がコロナ禍の東京を描くドキュメンタリー映画『東京自転車節』の同名主題歌『東京自転車節』(作詞・作曲:秋山周)を公式にサンプリングし、収録している。

※映画『東京自転車節』公式サイト

http://tokyo-jitensya-bushi.com/

リード曲“Cyclescape”及びミュージックビデオについて

フルートやサックスが多面的に鳴り響くメロウチューン”Cyclescape”については、ミュージックビデオも公開。

YETTO、KTYが新宿、渋谷、中野などでラップする姿と、女優・平山りのがデリバリードライバーに扮して街を駆ける姿が交差する様子を映している。

ディレクションは映像ディレクターのビーンが行った。

※MVのYoutubeリンク

https://youtu.be/HCFu2kx8BbY

■リリース形態

本作品は、Apple Music,Spotifyなど各種ストリーミング配信にて公開。

公開日時は2021年11月10日(水)0:00

また、同時刻よりBandcampにて購入配信も開始。こちらについてはアルバム購入者特典として、YETTO、KTY、そして『東京自転車節』の青柳拓監督がアルバムを聴きながら対話するオーディオコメンタリー音源が付属する。

■YETTOよりコメント

昨年12月よりKTYと共に更新し続けてきた“good driver”をまとめてコンパイルしたアルバムです。2019年末に私が仕事を退職した時期から、街のうつりかわりをつぶさに描写した結果、これからの未来だけを見据えた音楽になったと思います。

また、同じ時期に同じテーマについて、映画、音楽と違うアプローチで迫った同志『東京自転車節』に許可をもらってサンプリングいたしました。(こちらも楽しい映画ですので是非!)

とはいえ、社会や政治といった部分を気にせずとも、ドライブしながら聴きやすいようなグッドミュージックしか入っていないと思いますので、是非ごゆるりとお聞きください。

■KTYよりコメント

最近読んだ柳美里の『JR上野駅公園口』は、ホームレスという、街の風景の一部になってしまった(ひとりの人間として目に映らなくなってしまった)男の半生を語ることで、街の風景を見る・見返す話でした。

この一年くらいかけてYETTOと作り続けてきた一連の”good driver”、そしてこのアルバムも、2020年以降の東京で急速に見慣れた街の風景になってしまった自転車配達員の視点から、街を見る・見返すことをやろうとしていた気がします。

収録曲を改めて聴き返すとコロナ禍の中、ものすごい速さで変わっていった街、人の暮らしがリリックの中に盛り込まれていました。それと同時に風景を見て、その中で暮らしていた20代後半の男二人の姿がちゃんとそこに記録されていました。街についてのアルバムであると同時にそこに生きる個人のアルバムでもあると思います。

是非、どこかへ向かう道中のおともに、歩きながら、運転しながら聴いていただけたらと思います!

そして、聴きながら流れていく風景の中にひとりひとりの顔を見つけてくれたら嬉しいです。

【音源情報】

『20’s Over Drive Tracks』ジャケット

(撮影:松田春樹)

YETTO,KTY『20’s Over Drive Tracks』

2021年11月10日(水)0:00~ 公開

フォーマット:ストリーミング配信・ダウンロード配信

カタログNo.:YK-1

【Track List】

1.Runnin

2.good driver

3.Narrowverse -for20-

4.good driver (1st Emergency in 2021.ver)

5.Sorry We Missed Something -for21W-

6.good driver (Pattern MANBOU.ver)

7.good driver (2nd Emergency in 2021.ver)

8.Outer Wilds- for21S-

9.Cyclescape ※リード曲

[Bonus Track]

10.good driver (SKYTOPIA Remix)

配信URL:

ストリーミング配信 https://big-up.style/jLWVjUOzQ9

購入 https://yetto.bandcamp.com/

(11/10 0:00より配信が開始予定です)

動画URL:https://youtu.be/HCFu2kx8BbY

(11/9 21:00より動画が公開されます)

(写真上がYETTO、下がKTY)

(撮影:松田春樹)

■YETTO プロフィール

1995年生まれ。ビートメイカー。ラッパー。デリバリーサービス従業者。求職中。

新宿区百人町在住。2020年頭までメディア系の会社員として働いていたが、人的トラブルを伴う"一身上の都合"につき、うつ病と診断され休職。それと時を同じくして、新型コロナウィルスの流行と共に困窮する経済に影響を受けて精神が悪化し、同春に会社を退社。同じ頃、リハビリ代わりに、友人が使いこなせず譲ってもらったMPC1000を修理して、ビート制作を開始する。

ニューウェーブ、ジャズ、ブロークンビーツ、アニメソングなどの影響をヒップホップに注ぎ込む。労働者の視点を捨てず、資本主義とヒップホップゲームの関係を疑いながら、今日もファットに生き延びている。

■KTY プロフィール

ラッパー。ラップグループ・MONJU N CHIE、mizunotabibitoのMCとして活動する一方、今年の2月に初のソロシングル『Bのサイクル feat.文園太郎,篠田美月』をリリース。ブックオフから始まりその後の荒野を生きる。

■関連リンク

YETTO

Mail :yettomurder@gmail.com

Instagram :https://www.instagram.com/yetto_nakamura

Twitter :https://twitter.com/yetto_nakamura

Bandcamp :https://yetto.bandcamp.com/

KTY

Twitter :https://twitter.com/yamadtakesi

Instagram :https://www.instagram.com/salary.man.upper/